斎場のポイントを紹介★川田★

2017年05月16日

葬儀の受付は遺族の代わりということを忘れずに

葬儀の受付のマナーを把握している人は少なく、行う仕事は弔問客を迎える役割が幅広くあって大変です。頼まれたら準備として会場のレイアウトやトイレの位置などの会場を把握するだけでなく、式全体の流れを把握しておくことが必要です。

芳名帳や筆記用具、香典受け、名刺受などの用具を配置していきます。芳名帳は各行の頭に番号を振っておき、筆記用具は黒のボールペンや筆ペンそしてサインペンを用意しますが、インクがちゃんと出るかをチェックしてから配置します。

袋詰めした会葬御礼品を弔問客に渡しやすいところに置いておきます。開始時間の30分前までに全部準備を終わらせて待機します。焼香は葬儀がはじまるとできなくなるため弔問客が少ないうちに交代で済ませておきます。

弔問客が来たら遺族に代わって受付を行います。言葉使いや振る舞いを遺族の立場で行うようにします。弔問客がお悔やみを述べたら遺族の代わりにお礼を述べます。挨拶後には弔問客に芳名帳にご記帳いただきますが、芳名帳にはフルネームだけでなく住所と会社名も記入いただきます。

筆記用具は手渡しすると丁寧ですが、混み合ってきたら芳名帳の横にペン先を揃えて取りやすいように2~3本ずつきれいに並べておきます。準備のときに番号を振ってありますが記帳が終わったあとには受け取った香典袋に番号を振っておきます。

受け取った香典は弔問客が目の前から去ったら会計係に渡します。弔問客が記帳が終わって香典を受け取ったら返礼品を渡します。弔問客には式場を案内します。大きな葬儀には案内係がいますが、一般的には案内係が兼ねている場合が多いため事前に下見をしておきます。

受付は斎場の入口付近に設置されているため冬の葬儀の場合にはとても寒いため防寒対策はしっかり行います。

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